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技術情報

2023.05.15

筆めっきに必要な装置と選び方

「筆めっきの概要はわかったけれど、どう選んで良いか分からない」という方向けに、当社製品の筆めっき製品の選び方をご紹介します。

筆めっきの概要について知りたい方は、こちらを先にご覧ください。

筆めっきの概要とめっきの方法

筆めっきに必要な装置を選ぶにあたって、以下の条件を決める必要があります。

  1. めっきしたいものの材質と面積
  2. めっきの種類

1. 筆具を選ぶ

めっきしたい面積別の筆具

目安として、30mm角以下の場合は毛筆タイプのFS-1,貴金属に適している白金のSS-1, カーボン製のSS-3の3種類があります。31~100mm角の場合はカーボン製のSS-5またはSS-10、101mm角以上の場合はカーボン製のK-A,K-B, SS-20をご使用ください。

めっき面積 商品番号 筆先材質 製品写真
~30(㎜)□ A-43-FS-1A 毛筆
A-43-SS-1A 白金
A-43-SS-3A カーボン
ニッケル
31~100(㎜)□ A-43-SS-5 カーボン
ニッケル
A-43-S-10 カーボン
ニッケル
101~(㎜)□ A-43-K-A カーボン
A-43-K-B カーボン
A-43-K-L
ニッケル

亜鉛
A-43-S-20 カーボン

材質の選び方

貴金属用には白金、それ以外はカーボンの筆先を選びます。ニッケルめっきや銅めっきをしたい方は同じ材質の筆先の方が良いですが、カーボンでも問題ございません。

筆具の本数

筆具は液が混ざってしまうことを防ぐため、液の種類と同じ本数の筆具が必要です。
例えばニッケルめっきの場合は電解脱脂用に1本、活性化用に1本、ストライクニッケルとニッケル用に各1本ずつで計4本の筆具をご用意ください。
ノーシアン銀は本液とA液を混合混ぜて使用するため、ストライク用とノーシアン銀用で2本必要です。

2.電源を選ぶ

筆めっき用にご用意しているのは2種類です。
めっきしたいものの面積が100mm角以下ならB-67、101mm角以上ならB-63をお選びください。

3.脱脂液を選ぶ

電解脱脂液は2種類あります。素材がアルミの場合以外は一般用をご使用ください。

電解脱脂とは、アルカリ溶液中で被めっき物を陰極または陽極あるいは極性を交互に変化させて脱脂する方法です。ガス発生時の力で被めっき物表面に固化付着している汚れが剥離除去されます。脱脂不足はめっきの密着不良の原因ともなる重要な工程ですので、必ずおこなってください。

一般用アルミ素材
電解脱脂液(Ⅰ)(一般用)
(BP-ELC-01)
電解脱脂液(アルミ用)
(BP-ELC-02)

4.活性化液を選ぶ

活性化液はめっきしたいものの材質から選びます。

クロム・ステンレスには活性化(1)をお使いください。
鉄,銅,銅合金素材には活性化(2)をお使いください。
炭素鋼には活性化(3)と活性化(4)の2種類を、アルミニウムには活性化(6-1)と活性化(6-2)の2種類を必ずご使用下さい。

活性化は酸溶液中に被めっき物を浸漬し、残留している薄い酸化皮膜を除去する方法で、めっきの密着性を良好にするために大切です。

クロム・ステンレス鉄・銅・銅合金素材炭素鋼アルミ素材
活性化(1)
(BP-ACT-01)
活性化 (2)
(BP-ACT-02)
活性化(3)
(BP-ACT-C)
活性化 (6-1)
(BP-ACT-AL-1)
活性化 (4)
(BP-ACT-04)
活性化 (6-2)
(BP-ACT-AL-2)

5.めっき液を選ぶ

何をめっきしたいかにより、20種類以上のめっき液をご用意しています。
筆めっき液は通常のめっき液より濃く作られていますので、専用の液をご使用ください。

ノーシアン金☆
(BP-AU-02)
銅(酸性)
(BP-CU-01)
ニッケル(酸性)
(BP-NI-01)
ノーシアン銀☆
(BP-AG-03)
銅(アルカリ性)
(BP-CU-02)
ストライクニッケル(BP-NI-04)
パラジウム☆
(BP-PD-02)
厚付け銅(酸性)
(BP-CU-03)
ニッケル(中性)
(BP-NI-06)
白金☆
(BP-PT-01)
銅(中性)
(BP-CU-04)
錫(アルカリ性)
(BP-SN-01)
ロジウム☆
(BP-RH-01)
亜鉛 (酸性)
(BP-ZN-02)
錫(酸性)
(BP-SN-02)
ニッケルタングステン
(BP-NIW-01)
ニッケルコバルト (6価クロム色 )
(BP-CR-02)
ストライクニッケル (アルミ用)
(BP-NI-09)
コバルト
(BP-CO-01)
黒ニッケル(アルカリ性)
(BP-NI-05)

☆印の貴金属は基本的にSS-1の使用を推奨




めっきの種類別の筆めっきの可否や、使用方法、購入方法についてのよくあるお問合せはこちらにまとめております。ご不明な点ございましたら、お問合せ前にぜひご確認ください。
筆めっきに関するよくあるご質問 ※リンク

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